月の満ち欠け新月・上弦・満月・下弦の仕組み
夜空に見える月は、日によって新月・三日月・上弦の月・満月・下弦の月…と形を変えていくよ。これを月の満ち欠けというんだ。月そのものの形が変わるわけじゃなくて、地球から見える「光っている部分」が変わるから起こるんだよ。
① 月は太陽の光を反射している
月は自分では光を出していないんだ。太陽の光を反射して光って見えているんだよ。だから、月の太陽に面した半分だけが明るくて、反対側は暗くなっているんだ。
② 太陽・地球・月の位置関係で形が決まる
月は地球の周りを約1か月かけて公転しているよ。月が軌道上のどこにあるかによって、地球から見える「明るい部分」の見え方が変わるんだ。
| 月の名前 | 太陽・地球・月の位置 | 見え方 | 南の空に見える時間帯 |
|---|---|---|---|
| 新月 | 月が太陽と同じ方向 | 見えない | ― |
| 上弦の月 | 太陽・地球・月が直角 | 右半分が光る | 夕方 |
| 満月 | 月が太陽と反対の方向 | 全体が光って まん丸 | 真夜中 |
| 下弦の月 | 上弦と反対側で直角 | 左半分が光る | 明け方 |
③ 満ち欠けの順番と周期
月の形は 新月 → 三日月 → 上弦の月 → 満月 → 下弦の月 → 新月 の順に変化して、これを繰り返すんだ。新月から次の新月までの周期は約29.5日だよ。
新月のあと、光る部分が右側からだんだん増えていくときを満ちていく月(上弦のころ)、満月のあと、右側から欠けていくときを欠けていく月(下弦のころ)というんだ。光っている側は、いつも太陽のある側だよ。
④ 月の呼び名(月齢の順)
日本では昔から、満ち欠けの段階ごとに月へ名前を付けてきた。新月から数えた日数を月齢(げつれい)といって、およそ次のように呼び分けるんだ。
| 順 | 月の名前 | 月齢の目安 | 見える形と由来 |
|---|---|---|---|
| 1 | 新月(しんげつ) | 0日ごろ | 太陽と同じ方向にあり、光った面が見えない |
| 2 | 三日月(みかづき) | 3日ごろ | 右側が細く光る。新月から3日目の月という意味 |
| 3 | 上弦の月(じょうげん) | 7日ごろ | 右半分が光る半月。沈むとき弦(直線側)が上を向く |
| 4 | 十三夜の月(じゅうさんや) | 13日ごろ | 満月の少し手前。満月に次いで美しいとされ、月見の対象になった |
| 5 | 満月(まんげつ) | 15日ごろ | 太陽と反対の方向にあり、全体が光ってまん丸に見える |
| 6 | 寝待月(ねまちづき) | 19日ごろ | 右側から欠けていく。出るのが遅く、寝て待つほどという意味 |
| 7 | 下弦の月(かげん) | 22日ごろ | 左半分が光る半月。沈むとき弦が下を向く |
| 8 | 有明の月(ありあけ) | 26日ごろ | 左側が細く光る。夜が明けても空に残っていることから |
※ 上弦・下弦の「弦」は、半月のまっすぐな側のこと。月が西の空に沈むときに、弦が上を向くのが上弦、下を向くのが下弦だよ。
⑤ 月と地球と太陽の見え方
地球の北極側から見下ろすと、月は地球の周りを反時計回りに公転しているんだ。月が太陽と同じ側にあれば新月、反対側にあれば満月になるよ。月の満ち欠けの周期は、こよみ(旧暦)の「ひと月」のもとにもなったんだよ。

