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岩石(火成岩と堆積岩)でき方と種類・見分け方

地表や地下に見られる岩石は、その生成過程によって、大きく火成岩堆積岩の2種類に大別される。

岩石のでき方の分類図(火成岩・堆積岩) 岩石のでき方 岩石 火成岩 マグマが冷えて固結 堆積岩 堆積して固結 火山岩 急冷・斑状組織 玄武岩・流紋岩 深成岩 徐冷・等粒状組織 花こう岩 れき岩 れき 砂岩 泥岩 火山(マグマ) マグマ 地層(堆積) れき
火成岩は冷却速度の違いで、堆積岩は堆積した粒の大きさで分類される。

① 火成岩 ― マグマが冷え固まった岩石

地下深部で発生した高温の融解物であるマグマが、冷却・固結してできた岩石を火成岩という。冷え方の速さによって結晶の組織が大きく異なり、火山岩と深成岩の2つに分類される。

分類冷え方組織代表的な岩石
火山岩地表や地表付近で
急速に冷却
斑状組織
大きな結晶(斑晶)が、細かい粒の集合(石基)の中に散らばる
玄武岩・安山岩・流紋岩
深成岩地下深部で
ゆっくりと冷却
等粒状組織
ほぼ同じ大きさの結晶が、すき間なく組み合う
斑れい岩・閃緑岩・花こう岩

火成岩は、含まれる造岩鉱物の割合によって色調も変化する。有色鉱物を多く含むものほど黒っぽく、無色鉱物を多く含むものほど白っぽくなる。冷え方と色調を組み合わせると、次の6種類に整理できる。

色調火山岩深成岩
黒っぽい玄武岩斑れい岩
中間色(灰色,暗灰色)安山岩閃緑岩
白っぽい流紋岩花こう岩

② 堆積岩 ― 堆積物が固結してできた岩石

れき・砂・泥などの砕屑物(さいせつぶつ)や、生物の遺骸、火山の噴出物などが水底などに堆積し、長い年月をかけて上に重なる地層の重みで押し固められ、粒同士のすき間が鉱物で満たされて岩石になる。この作用を続成作用といい、こうしてできた岩石を堆積岩という。

岩石名主な構成物特徴
れき岩れき
(粒径2mm以上)
粒が大きく、水流に運ばれる間に角がとれ、丸みを帯びたものが多い
砂岩
(粒径1/16〜2mm)
ざらざらとした手触りをもつ
泥岩
(粒径1/16mm以下)
粒がきわめて細かく、滑らかな手触りをもつ
石灰岩サンゴや貝殻など
生物の遺骸(炭酸カルシウム)
薄い塩酸をかけると、二酸化炭素の泡を発生して溶ける
チャート放散虫など
生物の遺骸(二酸化ケイ素)
非常に硬く、塩酸をかけても反応しない
凝灰岩火山灰・軽石などの
火山噴出物
角ばった粒を多く含む

れき・砂・泥の分類は、構成する粒の大きさ(粒径)による区分であり、成分による区分ではない点に注意したい。一方、石灰岩・チャート・凝灰岩は、それぞれ生物の遺骸や火山噴出物といった由来の違いによって区別される。