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小さな数の単位・桁数学習マニア分・厘・毛・糸・忽〜涅槃寂静まで

「1より小さい数」にも、日本語には24種類もの数詞(単位)がある。「大きな数の単位」と違って1けたごとに新しい名前がつくので、こちらのほうが数の種類は多いんだ。

分から涅槃寂静まで

ここから先は、10分の1になるごとに新しい名前がつくよ。

数詞読み方10のべき乗

実は日常でも使われている「分」「厘」

意外かもしれないけど、「分」と「厘」は今でも身近なところで使われているんだ。ただし野球の打率などで使う「分」「厘」は、上の表とは少し違う意味になるので注意しよう。

野球の打率「3割2分5厘」= 0.325
(割=10⁻¹の位、分=10⁻²の位、厘=10⁻³の位)

これは「割合(わりあい)」専用の数え方で、「割」を10⁻¹の位として使うぶん、「分」「厘」がそれぞれ1つ下の位にずれて使われる、少し特別な習わしなんだ。それに対して上の表の「分(10⁻¹)」は、割を使わずに小数そのものを表す、もともとの数詞(命数法)だよ。同じ漢字でも、場面によって指す大きさが変わることがあるんだね。

「刹那(せつな)」は日常会話にも登場

刹那(10⁻¹⁸)は仏教語としても知られていて、「一瞬」「ほんの少しの間」という意味で今でも会話や小説に使われる言葉なんだ。「刹那的(せつなてき)」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれないね。一番小さい「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」も、仏教で「すべての迷いが消えた、静かでおだやかな境地」を指す言葉から来ているんだよ。