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二字熟語の構成似た意味・反対・修飾・目的語・主語述語・打ち消しの6種類

二字熟語(にじじゅくご)とは、漢字二字でできた熟語のことです。二字熟語は、上の漢字と下の漢字がどんな関係で結びついているかによって、いくつかの型(構成)に分けられます。構成を知っておくと、初めて見る熟語でも意味を読み取りやすくなります。

二字熟語の構成は大きく6種類

中学国語でおさえておきたい二字熟語の構成は、次の6種類です。漢字を訓読みして、上下の漢字の関係を考えると見分けやすくなります。

1. 似た意味の漢字を重ねる

「道路」(道=路)、「増加」(増=加)のように、意味のにた漢字を重ねた熟語です。

2. 反対(対)の意味の漢字を重ねる

「高低」(高い⇔低い)、「売買」(売る⇔買う)のように、反対の意味の漢字を重ねた熟語です。

3. 上の漢字が下の漢字を修飾する

「国道」=国の道、「親友」=親しい友のように、上の字が下の字を詳しく説明する熟語です。

4. 下の漢字が上の漢字の目的・対象になる

「読書」=書読む、「登山」=山登るのように、下から上へ返って読むと「〜を/〜に …する」となる熟語です。

5. 主語・述語の関係

「地震」=地震える、「日没」=日没するのように、上が主語・下が述語になっている熟語です。

6. 上の漢字が下の漢字を打ち消す

「不安」「未来」「非常」「無理」のように、上に「不・未・非・無」などがついて、下の意味を打ち消す熟語です。

構成の種類と例の一覧

それぞれの構成の代表的な二字熟語をまとめました。同じ熟語でも文脈や訓読みのしかたで見方がかわることがあるので、漢字の意味を確かめながら考えましょう。

構成の種類意味
(漢字同士の関係)
1似た意味の漢字を重ねる道路・増加道路・増加・永久・豊富・思考・寒冷・河川・樹木
2反対の意味の漢字を重ねる高低・大小高低・大小・売買・上下・強弱・明暗・進退・攻防
3上の漢字が下を修飾する国道(国の道)国道・親友・急行・青空・美人・速報・再会・白紙
4下が上の動作の目的・対象読書(書を読む)読書・登山・着席・作文・投票・帰国・開会・乗車
5主語・述語の関係地震(地が震える)地震・日没・国営・年長・県立・市営・雷鳴・頭痛
6上の漢字が下を打ち消す不安・未来不安・未来・非常・無理・不便・未定・非番・無口

構成別 二字熟語リスト

構成の種類ごとに、代表的な二字熟語をまとめました。声に出して訓読みしながら、どうしてその構成になるのかを確かめてみましょう。

1似た意味の漢字を重ねる31語

道路 増加 永久 豊富 思考 寒冷 河川 樹木 岩石 衣服 身体 救助 絵画 温暖 森林 誕生 停止 願望 尊敬 苦痛 建設 変化 選択 終了 学習 恐怖 家屋 皮膚 安全 金銭 消失

2反対の意味の漢字を重ねる34語

高低 大小 売買 上下 強弱 明暗 進退 攻防 出入 増減 開閉 左右 前後 新旧 男女 天地 往復 加減 苦楽 有無 授受 送迎 貧富 寒暑 損得 昇降 生死 内外 遠近 賛否 公私 需給 始終 伸縮

3上の漢字が下を修飾する33語

国道 親友 急行 青空 美人 速報 再会 白紙 深海 高速 熱湯 猛暑 曲線 新年 洋服 黒板 名画 早朝 幼児 全力 予告 急増 最高 激減 短歌 紅茶 温泉 大河 春風 鉄橋 私見 少量 厚着

4下が上の動作の目的・対象37語

読書 登山 着席 作文 投票 帰国 開会 乗車 消火 防火 求人 着陸 洗顔 建国 就職 入学 卒業 開店 発熱 送金 握手 加熱 貯金 消灯 点火 出港 護身 避難 増税 開幕 帰宅 登校 決心 失望 除雪 採血 注意

5主語・述語の関係27語

地震 日没 国営 年長 県立 市営 雷鳴 頭痛 骨折 人造 円高 円安 日照 国立 私立 民営 官製 人為 気絶 年少 腹痛 胃痛 停電 県営 市立 心痛 国産

6上の漢字が下を打ち消す28語

不安 未来 非常 無理 不便 未定 非番 無口 不要 未知 無害 非力 未満 不足 無限 不利 未熟 無名 非情 不明 未完 無数 非凡 不正 無効 未納 不通 不当

構成の見分け方のコツ

  • まず訓読みしてみる:「読書」→「書を読む」、「登山」→「山に登る」のように訓読みすると、目的語の関係(4)が見えてきます。
  • 「が」を入れてみる:「地震」→「地震える」のように、上下の間に「が」を入れて文になれば、主語・述語の関係(5)です。
  • 上の字に注目する:上が「不・未・非・無」なら、打ち消し(6)だとすぐに分かります。
  • 意味が似ているか・反対か:上下の漢字が同じような意味なら(1)、反対の意味なら(2)です。

二字熟語の構成は、漢字同士の関係をとらえる力を育ててくれます。代表的な熟語から、訓読みしながら少しずつ見分けられるようにしていきましょう。