緯度・経度赤道・本初子午線・北緯/南緯・東経/西経・緯線/経線
地球は丸い球の形をしています。その表面のどこにある場所なのかを、世界じゅうで同じように表すために使うのが 緯度 と 経度 です。緯度は南北の位置、経度は東西の位置を表し、この2つを組み合わせると、地球上のどんな地点でもピンポイントで表せます。ここでは緯度・経度の仕組みを中学社会(地理・中1「地球の姿」)向けにやさしくまとめます。
① 赤道と緯度(南北の位置)
地球を北極と南極のちょうど真ん中で1周するように引いた線を 赤道 といいます。赤道を 緯度0度 として、そこから北を 北緯、南を 南緯 として、それぞれ北極・南極の 90度 までで表します。北極が北緯90度、南極が南緯90度です。
北へ最大 北緯90度(北極)/南へ最大 南緯90度(南極)
② 本初子午線と経度(東西の位置)
イギリスのロンドン(旧グリニッジ天文台)を通る線を基準にして引いた経度0度の線を 本初子午線 といいます。本初子午線を 経度0度 として、そこから東を 東経、西を 西経 として、それぞれ 180度 までで表します。東経180度と西経180度は、地球の反対側でほぼ同じ線(日付変更線の付近)になります。
東へ最大 東経180度/西へ最大 西経180度
③ 緯線と経線
同じ緯度の地点を結んだ、赤道に平行な横の線を 緯線 といいます。緯線は赤道が一番長く、極に近づくほど短くなります。いっぽう、同じ経度の地点を結んだ、北極と南極を結ぶ縦の線を 経線 といいます。経線はすべて同じ長さで、両極で1点に集まります。世界地図ではこの緯線と経線が 方眼(あみ目) のように引かれていて、緯度と経度を読み取れるようになっています。
④ 地球儀と地図
地球の形をそのまま小さくした模型が 地球儀 です。地球儀は面積・形・方位・距離を正しく表せますが、平面の 地図 にすると、これらのどれかが必ずゆがんでしまいます。地図にはいろいろな図法があり、目的に合わせて使い分けます。それでも、緯度と経度の方眼があれば、地球儀でも地図でも同じように地点を表すことができます。
⑤ 緯度経度で地点を表す
緯度と経度を組み合わせると、地球上の地点を1つに決められます。書き方は「北緯○度、東経○度」のように、普通緯度・経度の順で表します。代表的な都市の、およその緯度経度を見てみましょう。
・ロンドン … 北緯51度・経度0度(本初子午線上)
・ニューヨーク … 北緯40度・西経74度
・シドニー … 南緯33度・東経151度
赤道より北の都市は北緯、南の都市は南緯になります。本初子午線より東はアジアやオーストラリアなどで東経、西はアメリカ大陸などで西経になります。
⑥ まとめ
緯度は 赤道(緯度0度) を基準にした南北の位置(北緯・南緯)、経度は 本初子午線(経度0度) を基準にした東西の位置(東経・西経)です。緯線・経線の方眼で読み取れば、地球上のどんな地点でも緯度と経度の2つの数で表せます。基準になる赤道と本初子午線の位置、北緯/南緯・東経/西経の向きをおさえておきましょう。
おもな都市の位置
世界の代表的な都市が、地球上のどのあたりにあるのかを覚えておくと、緯度・経度の感覚がつかめます。赤道より北か南か、本初子午線より東か西かを、まず大まかにつかみましょう。
| 都市 | 緯度(南北) | 経度(東西) | 位置の目安 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 北緯30度 | 東経150度 | 北半球・東半球 |
| ロンドン | 北緯60度 | 本初子午線(経度0度) | 北半球・基準 |
| ニューヨーク | 北緯30度 | 西経60度 | 北半球・西半球 |
| シドニー | 南緯30度 | 東経150度 | 南半球・東半球 |
| リオデジャネイロ | 南緯30度 | 西経30度 | 南半球・西半球 |
| ケープタウン | 南緯30度 | 東経30度 | 南半球・東半球 |
| シンガポール | 赤道(緯度0度) | 東経90度 | 赤道上・東半球 |
| モスクワ | 北緯60度 | 東経30度 | 北半球・東半球 |
※ 上の値は、位置をつかみやすいように30度ごとの区切りに丸めたおおよその数値です。実際の東京は北緯35度・東経139度、ロンドンは北緯51度・経度0度になります。

