地図記号おもな地図記号の意味と由来
地図記号(ちずきごう)は、土地の様子や建物・施設を、地図の上で小さな記号でわかりやすく表したものです。日本では国土地理院がつくる地形図などで使われています。多くの記号は形のなりたち(由来)に意味があり、それを知ると覚えやすくなります。
① 土地の様子を表す記号
田稲(いね)を刈り取った後の様子
畑植物のふた葉の形
果樹園木になった果実の形
茶畑茶の実を半分に切った形
広葉樹林広い葉の形
針葉樹林とがった葉の形② 建物・施設を表す記号
小・中学校「文」の字
高等学校○の中に「文」の字
神社鳥居(とりい)の形
寺院卍(まんじ)
病院十字と建物(昔の衛生隊の印)
郵便局「〒」(むかしの逓信省の「テ」)
交番警棒を交差させた形
警察署交番の記号を丸で囲んだ形
消防署江戸時代の消火道具「さすまた」の形
博物館建物の形
工場歯車の形
発電所歯車と電気回路
煙突工場などの煙突を横から見た形
電波塔電波が飛んでいく様子
老人ホーム建物の中につえ
市役所二重丸
町村役場丸このほか、図書館は開いた本の形を表した記号です。市役所(二重丸)と町村役場(丸)は、丸の数の違いで見分けます。
③ 地形・その他の記号
風車風車の羽根
灯台光を放つ様子
温泉湯げ(あたたかい湯の上がる様子)
墓地墓石(ぼせき)を横から見た形
城跡城の平面の形
史跡史跡・名勝・天然記念物の印このほか、港は船のいかり、三角点・水準点は土地の高さや位置をはかる基準の点を表した記号です。
田と畑は特にまちがえやすい記号です。田は稲を刈り取ったあとの切りかぶ、畑はふた葉を表しています。「たんぼ=いね」と結びつけて覚えましょう。
④ 等高線(とうこうせん)
等高線は、標高(海面からの高さ)が同じ地点を結んだ線です。線の間隔が狭いほど傾斜が急、広いほどゆるやかであることを表します。等高線を読むと、地図から土地の起伏(山や谷)がわかります。
※ 地図記号は時代とともに新しく加わったり変わったりします(風車・電子基準点・自然災害伝承碑など)。記号のなりたちを手がかりに、身の回りの地図で探してみましょう。

