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世界の気候雨温図の読み方・5つの気候帯・南北半球の季節

地球上の場所によって、暑い・寒い、雨が多い・少ないといった気候はさまざまです。気候は、主に 気温降水量、そしてその 季節による変化 で特徴づけられます。世界の気候は大きく 熱帯・乾燥帯・温帯・亜寒帯(冷帯)・寒帯 の5つに分けられ、それぞれがさらに細かい気候に区分されます。ここでは、雨温図の読み方と、主な気候帯の特徴を中学社会(地理)向けにまとめます。

① 雨温図の読み方

ある地点の1年間の気候を表したグラフを 雨温図 といいます。横軸は 1月から12月までの月、普通 気温は折れ線グラフ(左の目盛・℃)、降水量は棒グラフ(右の目盛・mm)で表します。雨温図を見るときは、次の3点を読み取ります。

雨温図で見るポイント
見るところ何が分かるか
気温の高さ一年中暑いか、寒いか
気温の変化(年較差)夏と冬の気温差が大きいか、小さいか
降水量雨が多いか少ないか、いつ多く降るか(雨季・乾季)

② 5つの気候帯

世界の気候帯は、赤道付近から極地に向かって、おおよそ次のように分布します。

5つの気候帯と、その中の気候区
気候帯気温・降水の特徴おもな気候区
熱帯一年中高温熱帯雨林気候(年中多雨)/サバナ気候(雨季と乾季)
乾燥帯年間の降水量が少ない砂漠気候(ほとんど雨なし)/ステップ気候(わずかに雨)
温帯四季がはっきりし、暑さ・寒さが穏やか温暖湿潤気候(夏に多雨。日本など)/地中海性気候(夏は乾燥・冬に雨)/西岸海洋性気候(年較差が小さく一年中降水)
亜寒帯(冷帯)夏と冬の気温差が大きく、冬は長く寒いロシアやカナダの北部など
寒帯一年中低温で降水も少ないツンドラ気候(短い夏に氷が溶ける)/氷雪気候(一年中氷におおわれる)

③ 主な気候帯の見分け方

・年中高温で雨も多い … 熱帯雨林気候(シンガポールなど)
・高温で雨季と乾季がはっきり … サバナ気候
・年中ほとんど雨がない … 砂漠気候(カイロなど)
・夏は高温で乾燥し、冬に雨が多い … 地中海性気候(ローマなど)
・四季があり夏に多雨 … 温暖湿潤気候(東京など)
・気温の年較差が小さく一年中降水 … 西岸海洋性気候(ロンドンなど)
・夏と冬の気温差が大きく冬は寒い … 亜寒帯(冷帯)気候
・年中低温で降水が少ない … 寒帯(ツンドラ)気候

④ 北半球と南半球の季節

北半球と南半球では、季節が逆になります。北半球が夏(6〜8月)のとき、南半球は冬です。そのため雨温図では、気温の山(最も暑い月)が年の中ごろ(6〜8月)にあれば北半球年の初めと終わり(12〜2月)にあれば南半球 と判断できます。同じ気候帯でも、北半球と南半球では気温のグラフが左右で山と谷が入れかわって見えるのはこのためです。

⑤ まとめ

気候を読み取るときは、まず 気温(高さと年較差)、つぎに 降水量(多さと時期) を見ます。「年中高温なら熱帯」「雨が少なければ乾燥帯」「四季があれば温帯」「冬が長く寒ければ亜寒帯」「年中低温なら寒帯」という大きな見当をつけ、降水の時期で細かい気候を見分けましょう。気温の山の位置から北半球か南半球かも分かります。

⑤ 雨温図に出てくる代表都市

それぞれの気候を代表する都市を、北半球・南半球に分けてまとめました。南半球の都市は、気温のグラフが「谷型」(1月が夏で暑く、7月が冬で寒い)になるのが大きな特徴です。北半球の「山型」と見比べてみましょう。

北半球の都市
都市気候区気温グラフの形
シンガポール熱帯雨林気候山型(7月ごろが最も高い)
バンコクサバナ気候山型(7月ごろが最も高い)
カイロ砂漠気候山型(7月ごろが最も高い)
タシケントステップ気候山型(7月ごろが最も高い)
ローマ地中海性気候山型(7月ごろが最も高い)
東京温暖湿潤気候山型(7月ごろが最も高い)
ロンドン西岸海洋性気候山型(7月ごろが最も高い)
モスクワ亜寒帯(冷帯)気候山型(7月ごろが最も高い)
バロー寒帯(ツンドラ)気候山型(7月ごろが最も高い)
南半球の都市
都市気候区気温グラフの形
リオデジャネイロサバナ気候谷型(1月ごろが最も高い)
パース地中海性気候谷型(1月ごろが最も高い)
ブエノスアイレス温暖湿潤気候谷型(1月ごろが最も高い)

※ 同じ気候区でも、北半球と南半球では季節が逆になります。たとえばサバナ気候は、北半球のバンコクでは6〜10月が雨季ですが、南半球のリオデジャネイロでは12〜3月が雨季になります。雨温図を見るときは、まず気温のグラフが山型か谷型かを確かめて、どちらの半球かを判断しましょう。